いそのかみ‐の‐ちゅうなごん【石上中納言】
竹取物語の登場人物で、かぐや姫に求婚する貴公子の一人。姫に燕(つばくらめ)の子安貝を求められ、自らそれを取ろうとして失敗、負傷して死ぬ。石上のまろたり。
いん‐だいなごん【尹大納言】
大納言と弾正尹(だんじょうのかみ)(弾正台の長官)を兼任した者。
おおい‐ものもうすつかさ【大納言】
「だいなごん(大納言)1」に同じ。
おおとも‐の‐だいなごん【大伴大納言】
竹取物語中の人物。かぐや姫に求婚する五人の貴公子の中の一人。大納言大伴御行。
ごん‐だいなごん【権大納言】
大納言の権官。定員外の大納言。ごんのだいなごん。
し‐なごん【四納言】
平安時代、一条天皇のころに、才芸の特にすぐれているといわれた四人の納言。権大納言藤原公任(ふじわらのきんとう)・権中納言藤原斉信(ふじわらのなりのぶ)・権中納言源俊賢(みなもとのとしかた)・権中...
しょう‐なごん【少納言】
律令制で、太政官(だいじょうかん)の判官(じょう)。外記(げき)を率いて官印の管理や太政官の事務をつかさどり、侍従を兼ねた。すないものもうし。すないものもうすつかさ。
すない‐ものもうし【少納言】
「しょうなごん(少納言)」に同じ。〈和名抄〉
だい‐なごん【大納言】
1 律令制で、太政官(だいじょうかん)の次官。大臣に次ぐ官で、正三位相当。大臣とともに政務に参与し、大臣不参のときは代行した。亜槐(あかい)。亜相。おおきものもうすつかさ。 2 明治初期の太政官...
ちゅう‐なごん【中納言】
律令制で、太政官(だいじょうかん)の次官(すけ)。令外(りょうげ)の官。大納言に次ぐもので、職掌は大納言とほぼ同じ。従三位相当。正と権(ごん)とがある。なかのものもうすつかさ。