あぜ‐な【畦菜】
アゼナ科の一年草。畦や道端に生えて、茎は四角柱。葉は卵円形で葉脈が目立つ。夏から秋にかけて淡紅紫色の小花をつける。
あそび‐もの【遊び物】
1 遊び道具。おもちゃ。「をかしき絵、—ども」〈源・若紫〉 2 楽器。「多くの—の音」〈源・常夏〉
あだ【仇/寇】
《室町時代までは「あた」》 1 仕返しをしようと思う相手。敵。かたき。「親の—を討つ」 2 恨みに思って仕返しをすること。また、その恨み。「恩を—で返す」 3 害をなすもの。危害。「親切のつもり...
あだ・う【徒ふ】
[動ハ下二]ふざける。戯れる。「若やかなる人こそ、物の程知らぬやうに—・へたるも罪ゆるさるれ」〈紫式部日記〉
あっけし‐そう【厚岸草】
ヒユ科の一年草。海岸に生え、高さ約20センチ。茎は多肉で、多くの枝が対生し、多数の節がある。節間の両側のくぼみに3個の小花をつける。秋に全草が紅紫色に変わる。北海道東部の厚岸町で発見された。谷地...
あつみ‐げし【渥美芥子】
ケシ科の一年草。高さ約30〜80センチ。茎はよく枝分かれし、葉の縁にぎざぎざがある。春から夏に紫色の花をつける。日本では帰化植物で、あへん法により栽培が禁止されている。
あつもり‐そう【敦盛草】
ラン科の多年草。日当たりのよい山中の草地などに生え、高さ30〜50センチ。茎の中ほどに幅広の大きな葉が数枚互生する。初夏に大きな袋状の花を1個開き、花色は紅紫色のほか淡紅色・白色がある。名は、花...
あな‐かしこ
[連語]《感動詞「あな」+形容詞「かしこし」の語幹》 1 恐れ多く存じます、の意で、手紙文の終わりに用いて相手に敬意を表す語。多く女性が用いる。 2 ああ、恐れ多い。「—とて箱に入れ給ひて」〈竹...
あなず・る【侮る】
[動ラ四]《「あなどる」の古形》軽蔑する。「かの国の人にも、すこし—・られて」〈源・若紫〉
アネモネ【(ラテン)Anemone】
キンポウゲ科の多年草。高さ15〜20センチ。葉は羽状複葉。早春に一つの球根から数本の茎が出て、先に1個ずつ花をつける。花は一重と八重とがあり、色も赤・白・桃・紫など多様。地中海沿岸地方の原産で、...