高(たか)く付(つ)・く
安いものを買ったつもりが、後日の出費でかえって高いものになってしまう。「結局、—・いてしまった」
宝(たから)さかって入(い)る時(とき)はさかって出(で)る
《「礼記」大学の「貨(か)悖(もと)りて入る者は、また悖りて出ず」から》不正に手に入れた財宝は、結局、つまらない目的のために使い捨てられる。悪銭身につかず。
たけのこ【竹の子/笋】
狂言。畑に生えたたけのこの所有をめぐって畑主と隣の藪(やぶ)主とが争い、仲裁人が取りなし、結局、相撲で勝負をつけ畑主が勝ちをおさめる。
短気(たんき)は損気(そんき)
短気を起こすと、結局は自分の損になる。「損気」は「短気」に語呂を合わせたもの。短気をいましめた言葉。
つい‐の‐こと【終の事】
結局はそうなること。「—と思ひしかど、世の常なきにつけても、いかになり果つべきにかと嘆き給ふを」〈源・明石〉
つづまり【約まり】
[名]まとめられた結果。「これはと思う—も予想も付かない事は解り切って居る」〈真山・男五人〉 [副](関西地方で)つまるところ。結局。「—だめになる」
つまり【詰(ま)り】
[名] 1 物が詰まること。また、詰まっている度合い。「排水溝の—」「袖丈(そでたけ)の—ぐあい」 2 いろいろと経過して行きつく最後のところ。事の結末。果て。終わり。「とどの—」「身の—」「...
詰(つ)まるところ
いろいろと考えたあげくにたどりついたことを述べるときに用いる。要するに。結局。「失敗の原因は—資金の不足だ」
天(てん)に向(む)かって唾(つばき)を吐(は)く
《上を向いてつばを吐くと、それがそのまま自分の顔に落ちてくるところから》人に害を与えようとして、かえって自分に災いを招くことのたとえ。天を仰いでつばきする。天につばする。 [補説]文化庁が発表し...
と‐いうこと◦だ【と言うことだ】
[連語] 1 人から聞いたという意を表す。…という話だ。…そうだ。「彼は去年死亡した—◦だ」 2 話し手が他者の心を推測して、断定的に述べる意を表す。「結局われわれは信用されていない—◦だ」