結構（けっこう）とは？意味・読み方・使い方

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けっ‐こう【結構】
の解説

［名］(スル)

１全体の構造や組み立てを考えること。また、その構造や組み立て。構成。「布置—」
1. 「法則を設けて物語を—するは」〈逍遥・小説神髄〉

２もくろみ。計画。
1. 「基房亡 (ほろぼ) すべき—にて候ふなり」〈平家・三〉

３したく。用意。
1. 「お斎 (とき) を下されうずると有る程に、畏ったと云ひて参れば、中々—を取り調へて」〈虎明狂・宗論〉

４ ⇒トラス

［形動］［文］［ナリ］

１すぐれていて欠点がないさま。「—な眺め」「—なお点前 (てまえ) 」「—な御身分」

２それでよいさま。満足なさま。「お値段はいくらでも—です」「サインで—です」

３それ以上必要としないさま。「もう—です」

４気だてがよいさま。
1. 「一つ汲んで下されと、下々にも—に詞 (ことば) 遣ひて」〈浮・禁短気・二〉

［副］完全ではないが、それなりに十分であるさま。「子供でも—役に立つ」「—おもしろい」

［アクセント］はケッコー、はケッコー。

類語

関連語

なかなか

出典：デジタル大辞泉（小学館）

結構の例文(30)

出典：青空文庫

･･･そうですか？　それは結構です。もし書いて頂ければ、大いに新聞に広･･･芥川竜之介「或恋愛小説」
･･･お願いができますれば結構だと存じていたのでございますが……しかし･･･有島武郎「親子」
･･･うものを、そのままで結構よ。第一色気ざかりが露出しに受取ったから･･･泉鏡花「貝の穴に河童の居る事」

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結構の前後の言葉

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