むすぼお・る【結ぼほる】
[動ラ下二]「むすぼれる」に同じ。「ほのめかす風につけても下荻のなかばは霜に—・れつつ」〈源・夕顔〉
むすぼ・る【結ぼる】
[動ラ下二]「むすぼれる」の文語形。
むすぼ・れる【結ぼれる】
[動ラ下一][文]むすぼ・る[ラ下二] 1 結ばれて解けにくくなる。「糸の—・れたように」〈中勘助・鳥の物語〉 2 水分などが凝固・凝結する。「夫人の長い睫毛(まつげ)の先に幾粒かの露の玉が—・...
ゆい【結い】
[名] 1 結うこと。また、結ったもの。「髪—」「山守のありける知らにその山に標(しめ)結ひ立てて—の恥しつ」〈万・四〇一〉 2 家相互間で、双務的に力を貸し合う労働慣行。また、それをする人。...
ゆい‐あ・げる【結(い)上げる】
[動ガ下一][文]ゆひあ・ぐ[ガ下二] 1 髪などを結んで上へあげる。頭髪を結い整える。「高島田に—・げる」 2 結び終える。また、頭髪を結い終える。「垣根を—・げる」
ゆい‐いれ【結納】
《「言い入れ」を「ゆいいれ」となまり、「結納」を当てたもの》「ゆいのう」に同じ。「婚礼の—に」〈艶道通鑑〉
ゆい‐から・げる【結い絡げる】
[動ガ下一][文]ゆひから・ぐ[ガ下二]結び束ねる。結んでからげつける。「長い髪を—・げる」
ゆい‐がみ【結(い)髪】
結った髪。けっぱつ。
ゆい‐ぐら【結倉】
《「ゆいくら」とも》河川工事に用いる、蛇籠(じゃかご)に丸太を結び付けたもの。
ゆい‐げさ【結袈裟】
修験道の山伏がつける袈裟。細長いきれ地3筋を緒で結んで連ね、所々に菊綴(きくと)じをつけた輪袈裟。