え‐なしじ【絵梨子地】
蒔絵(まきえ)の技法の一。模様の一部に粉を淡く蒔(ま)いて色彩的変化を表すもの。高台寺蒔絵の技法的特色の一。
えなんぼう【絵難房】
後白河法皇のころの人。どんな名画にも必ず非を見つけて悪口を言ったと「古今著聞集」に伝えられる。のちに、人の描いた絵に難癖をつける人をさしていうようになった。
絵(え)に描(か)いた餅(もち)
《どんなに巧みに描いてあっても食べられないところから》何の役にも立たないもの。また、実物・本物でなければ何の値打ちもないこと。画餅(がべい)。 [補説]「絵に描いたよう」と混同して「絵に描いたよ...
絵(え)に描(か)いたよう
1 美しくすばらしいようすのたとえ。「—なみごとな眺め」 2 典型的な事柄・状態であることのたとえ。「幸せを—な家庭」
え‐にっき【絵日記】
日々の出来事を絵に書き、文章を添えた日記。
絵(え)にな・る
その光景がある意味合いを感じさせたり、人の動作などが美しい型をもっていたりして、そのまま絵の題材になりそうである。「両首脳が並ぶとやはり—・る」「どんな役でも—・る女優だ」
え‐ぬき【絵緯】
紋織物で、文様を織り出す絵色や金銀の横糸。えよこ。→地緯(じぬき)
え‐の‐ぐ【絵の具】
絵に色をつけるための材料。ふつう日本画・水彩画・油絵用の、水・油などで溶くものをいうが、広くはパステル・クレヨンなども含めていう。顔料。
えのようなふうけい【絵のような風景】
《原題、(フランス)Scènes pittoresques》マスネーの管弦楽組曲。全4曲。1873年作曲。「アルザスの風景」と共に、よく演奏される。
え‐はがき【絵葉書】
裏面に写真・絵などのある葉書。1870年ごろ、ドイツで創案。日本への渡来は明治20年代。