きじ‐まきえ【木地蒔絵】
木地の木目(もくめ)を生かして、漆を塗らずに蒔絵を施すこと。また、そのもの。
きぬ‐え【絹絵】
絹地に描いた絵。
きり‐え【切(り)絵】
紙を切り抜いて形を作り、台紙に貼ったもの。着色することもある。切り紙絵。
きりくみ‐とうろうえ【切(り)組(み)灯籠絵】
人物・建物・風景などの絵を描いた錦絵(にしきえ)風の版画を切り抜き、板の上に立体的に組み立て、火をともして眺めるもの。
きりぬき‐え【切(り)抜き絵】
物の形を切り抜いて取るように描いた絵。また、その切り抜いた絵。
くえ【九絵】
ハタ科の海水魚。全長1メートルに達する。体色は茶褐色に白斑が雲状に流れる。本州中部以南の磯にすむ。大物は「もろこ」ともよばれる。
くち‐え【口絵】
書物・雑誌の巻頭、または本文の前に掲載される絵や写真。「カラー—」「引出し—」
くらいえ【暗い絵】
野間宏の処女小説。昭和21年(1946)、文芸誌「黄蜂」に断続的に連載。翌昭和22年(1947)、同作を表題作とする作品集を刊行。左翼運動の弾圧が進む1930年代の暗い時代を背景に苦悩する学生た...
くろ‐まきえ【黒蒔絵】
金粉・銀粉などを使わないで、蝋色漆(ろいろうるし)で絵模様を表した蒔絵。黒蝋色(くろろいろ)蒔絵。
けしふん‐まきえ【消し粉蒔絵】
薄い絵漆で描いた上に消し粉を蒔きつけて乾燥させた、最も安価な蒔絵。消し粉蒔立(まきたて)。