ぜったい‐てき【絶対的】
[形動]他の何物ともくらべようもない状態・存在であるさま。「—な信頼を得る」「—に有利な立場」⇔相対的。
ぜったいてき‐かんねんろん【絶対的観念論】
《(ドイツ)absoluter Idealismus》カントの批判哲学を主観的観念論と評したヘーゲルが、自己の哲学的立場に与えた名称。絶対的理念の弁証法的発展の過程のうちにとりこまれる。
ぜったいてき‐じょうよかち【絶対的剰余価値】
剰余価値の一形態。労働日の延長によって生産される剰余価値。⇔相対的剰余価値。
ぜったいてき‐そうりきょうせい【絶対的相利共生】
相利共生の一型で、互いに相手の存在なしには生きられない関係。イチジクとイチジクコバチ、サンゴと褐虫藻などの関係が知られる。絶対相利共生。
ぜったいてき‐ひんこん【絶対的貧困】
⇒絶対貧困
ぜったいてき‐ひんこんりつ【絶対的貧困率】
必要最低限の生活水準を維持するための食糧・生活必需品を購入できる所得・消費水準に達していない絶対貧困者が、その国や地域の全人口に占める割合。世界銀行では1日の所得が1.90米ドルを貧困ラインとし...
ぜったいてき‐みんしゅしゅぎ【絶対的民主主義】
ネットワーク社会において、多様な価値観や利益の違いを持つ大衆が、差異を保ちながら協働し、自己統治する政治形態。グローバル時代の民主主義のあり方として、マルクス主義の立場から提唱された。イタリアと...