いん‐じゅ【印綬】
古代中国で、官吏がその身分や地位を示すしるしとして天子から賜った、印およびそれを下げるための組み紐(ひも)。
かんとう‐じゅ【竿頭綬】
警察・消防などで、隊旗や団旗の先端に付ける帯状の綬(リボン)。功労による表彰を受けた際、また大会等で優勝などの実績をあげた際に授与される。
し‐じゅ【紫綬】
印や勲章・褒章などに用いる、紫色の組紐、またはリボン。
しょう‐じゅ【小綬】
綬の最も小さいもの。衣服の胸部分につけるための飾り布で、勲章の旭日小綬章や各種褒章に用いられる。
じゅ【綬】
1 古代中国で、官職を表す印を身につけるのに用いた組みひも。官位によって色を異にした。 2 古代、礼服(らいふく)着用のとき、胸の下に垂らした帯。白地に種々の色を組み合わせて、平緒(ひらお)のよ...
じゅ【綬】
[音]ジュ(呉) 官印や勲章・記章などを下げるひも。くみひも。「印綬・紫綬・藍綬(らんじゅ)」
そ‐じゅ【組綬】
玉佩(ぎょくはい)・勲章・記章などを身につけるための組みひも。
だい‐じゅ【大綬】
《「たいじゅ」とも》勲章を身につける綬の、最も大きなもの。肩から斜めに掛けるようにした幅の広い飾り帯で、大勲位菊花大綬章・桐花大綬章・宝冠大綬章などの勲章を帯びるのに用いる。
ちゅう‐じゅ【中綬】
大綬と小綬との中間の綬。首から提げるためのリボンで、旭日中綬章・瑞宝中綬章などの勲章を身につけるのに用いる。
りゃく‐じゅ【略綬】
勲章や褒章(ほうしょう)の代わりに用いる略式の綬。勲章の綬と同色で作られている。男子は左襟の孔(あな)に、女子は左胸に付け、勲章と併佩(へいはい)しない。円形略綬(一般服用)、布製略綬(軍服用)...