あや‐にしき【綾錦】
1 綾と錦。 2 美しい衣服や紅葉などをたとえていう語。「—をまとった秋の山々」 3 コノハノリ科の紅藻。本州中部以南の静かな海の岩上にみられ、扇形に広がり、水中では白っぽい藍緑色、乾くと鮮紅色...
あや‐ぬの【綾布】
綾織りの布。倭文(しず)。
あやのこうじ‐どおり【綾小路通り】
京都市街地を東西に走る道路の呼び名。四条通り南側の小路。全長約4.6キロ。平安京の綾小路にあたる。
あやのつづみ【綾鼓】
謡曲。四番目物。宝生(ほうしょう)・金剛流。女御に対するかなわぬ恋に絶望して死んだ庭掃きの老人の妄執を描く。→恋重荷(こいのおもに) (綾の鼓)三島由紀夫の戯曲。をモチーフとする1幕の近代...
あや‐ひがき【綾檜垣】
檜(ひのき)の薄板で網代(あじろ)に編んだ垣根。
あや‐ふり【綾振り】
1 女児の遊びの一。数個のお手玉を順に投げ上げて受け取る動作を繰り返す。綾揺(ゆ)り。 2 生糸を枠に巻き取るときに、全体に平均して巻きつくようにすること。
あやべ【綾部】
京都府中西部、福知山盆地にある市。江戸時代は九鬼氏の城下町。古代には、綾織りを職とする漢部(あやべ)が居住していた。繊維・機械工業が盛ん。大本教(おおもときょう)発祥の地。人口3.6万(2010)。
あやべ‐し【綾部市】
⇒綾部
あや‐まき【綾巻(き)】
砧(きぬた)で布を打つとき、布を巻く棒。
あや‐むしろ【綾筵】
模様を織り出したむしろ。「独り寝と薦(こも)朽ちめやも—緒(を)になるまでに君をし待たむ」〈万・二五三八〉