あかいきおく【緋い記憶】
高橋克彦の短編小説。主人公の隠された記憶が徐々に明かされていくミステリー。平成3年(1991)刊。同年、第106回直木賞受賞。
あけ【朱/緋】
1 赤い色。特に、朱・緋(ひ)・紅。また、赤く染められたもの。 2 馬の毛色で、黄がかった赤。赤毛。 3 「緋袍(あけごろも)」の略。
あけ‐ごろも【緋袍/緋衣】
五位の者の着る赤い色の袍(ほう)。また、五位の官人のこと。あけ。あけのころも。
朱(あけ)に染(そ)ま・る
血まみれになる。血だらけになる。
あけ‐の‐ころも【緋の衣】
⇒緋袍(あけごろも)
ひ【緋】
濃く明るい赤色。緋色。あけ。
ひ【緋】
[人名用漢字] [音]ヒ(呉)(漢) [訓]あか あけ 鮮やかな赤色。緋色。「緋衣(ひえ)・緋鯉(ひごい)・緋桜(ひざくら)・緋縮緬(ひぢりめん)/猩猩緋(しょうじょうひ)」
ひ‐いろ【緋色】
1 濃く明るい赤色。深紅色。緋。 2 銅器につける赤く鮮やかな鳶(とび)色。
ひ‐え【緋衣】
緋色の袈裟(けさ)または法衣。緋の衣(ころも)。
ひ‐おどし【緋威/火威】
鎧(よろい)の威の一。緋色に染めた革や組紐(くみひも)などで威したもの。また、その鎧。