せん‐ぼうちょう【線膨張】
熱による固体の長さの変化。温度をセ氏1度上げたときの物質の長さの増加する割合を、その物質の線膨張率という。
せんぼうちょう‐けいすう【線膨張係数】
⇒線膨張率
せんぼうちょう‐りつ【線膨張率】
温度をセ氏1度上げたときの物質の長さの増加量と、もとの長さとの比。体積の変化を表す体膨張率の約3分の1となる。線膨張係数。
せん‐みつど【線密度】
ある物理量が線状に分布しているとき、単位長さ当たりのその物理量。ふつう、質量についていう。
せん‐もう【線毛】
グラム陰性菌などの細菌の表面に見られる細胞質の突起。菌体の表面に数十から数百本ほどあり、鞭毛より細く短い。細菌の接合でDNAを運ぶ性線毛や、宿主となる細胞に付着する役割を果たす付着線毛がある。
せんもう‐こうげん【線毛抗原】
⇒F抗原
せん‐よう【線溶】
《「繊維素溶解」の略》血液の凝固に関わる線維素(フィブリン)がプラスミンという酵素の作用で加水分解されること。
せん‐りょう【線量】
放射線の量。放射線照射の大きさを表す照射線量、物質や生物が吸収した放射線の量を表す吸収線量など。
せんりょう‐けい【線量計】
放射線の線量を測定する装置。X線、γ線の照射線量は気体の電離能力の大小により測定する。また、吸収線量は放射線を吸収することで物性が変化する固体や液体を用いる。放射線量計。
せんりょう‐げんど【線量限度】
放射線被曝(ひばく)の線量の制限値。この値を少しでも越えると人体にとって危険であることを示す。国際放射線防護委員会(ICRP)による勧告値(1990年)は一般人に対し1年当たり1ミリシーベルト、...