じゅん‐じょう【準縄】
《「準」は水盛り、「縄」はすみなわの意》おきて。てほん。規則。「規矩(きく)—」「渠等(かれら)が製作物を規矩する—は何ぞや」〈魯庵・「破垣」発売停止に就き当路者及江湖に告ぐ〉
じょう【縄〔繩〕】
[音]ジョウ(呉) [訓]なわ [学習漢字]4年 〈ジョウ〉 1 なわ。「縄文/結縄・捕縄」 2 大工道具の一。すみなわ。また、正しさの規準。「縄尺/準縄」 〈なわ〉「腰縄・泥縄」 [名のり...
すみ‐なわ【墨縄】
「墨糸(すみいと)」に同じ。
せき‐じょう【赤縄】
《昔、韋固(いこ)という青年が異人に会い、袋の中に入っている赤縄で男女の足をつなぐと、どんな間柄でも離れられない仲になるといわれたという唐の「続玄怪録」にみえる故事から》夫婦の縁を結ぶという赤い...
ぜに‐なわ【銭縄】
「銭差(ぜにさし)」に同じ。
そこ‐はえなわ【底延縄】
タラなどの底魚をとるため、海底に固定する延縄。→延縄(はえなわ)
たか‐なわ【高縄】
鳥を捕らえるために、縄に黐(もち)をつけて高く張っておくもの。
たく‐なわ【栲縄】
コウゾの繊維で作った縄。たくづの。「—の千尋(ちひろ)の縄打ち延(は)へ」〈記・上〉
た‐なわ【手縄】
1 鵜匠(うしょう)が鵜につけて使う縄。 2 馬を引くためにつける縄。てなわ。→差し縄
つり‐なわ【釣(り)縄/吊り縄】
1 物をつるすのに用いる縄。「城のうちより、四方の屏の—を一度に切って落したりける間」〈太平記・三〉 2 魚を釣るために、釣り針をつけて川や海の中に長く伸ばしておく縄。「伊勢の海のあまの—打ちは...