い【縊】
[音]イ(呉)(漢) [訓]くびる くびれる 首を絞めて殺す。首をくくる。「縊殺・縊死」
い‐けい【縊刑】
絞首刑。
い‐こん【縊痕】
首をくくった人の首にできる縄のあと。
い‐さつ【縊殺】
[名](スル)首をしめて殺すこと。
い‐し【縊死】
[名](スル)首をくくって死ぬこと。首つり死。縊首(いしゅ)。「窓格子に帯をかけて—しようとした」〈芥川・或阿呆の一生〉
い‐しゅ【縊首】
[名](スル)「縊死(いし)」に同じ。
くく・る【括る】
[動ラ五(四)] 1 ひもや縄などを掛けて、ばらばらの物を一つにまとめて縛る。束ねる。「古新聞をひもで—・る」 2 ある物に他の物を縛りつける。ひっくくる。「犯人を木に—・る」 3 物事にまとま...
くびり‐ころ・す【縊り殺す】
[動サ五(四)]ひもなどで首を絞めて殺す。絞め殺す。「—・されそうな泣き声が」〈有島・カインの末裔〉
くび・る【縊る】
[動ラ五(四)] 1 首を絞めて殺す。「のどを—・られて息絶える」 2 罪人を縛り首にする。「—・らるる者九人、流さるる者十五人」〈孝徳紀〉 [動ラ下二]「くび(縊)れる」の文語形。
くび・れる【縊れる】
[動ラ下一][文]くび・る[ラ下二]首をくくって死ぬ。「屋根裏で—・れていた」