あかいまゆ【赤い繭】
安部公房の短編小説。昭和25年(1950)、雑誌「人間」に発表。昭和26年(1951)、第2回戦後文学賞受賞。
かん‐けん【乾繭/干繭】
貯蔵のため、繭(まゆ)を乾燥させて中にいるさなぎを殺すこと。また、その繭。
くず‐まゆ【屑繭】
絹糸にならない不良の繭。紡績絹糸・真綿などの原料として用いる。《季 夏》
くわ‐まゆ【桑繭】
クワゴの別名。また、その繭。
けん【繭】
[常用漢字] [音]ケン(呉)(漢) [訓]まゆ 〈ケン〉カイコなどのまゆ。「繭糸/蚕繭・生繭」 〈まゆ〉「繭玉/初繭・山繭」
さん‐けん【蚕繭】
蚕がつくる繭。また、蚕と繭。
しにごもり‐まゆ【死に籠もり繭】
蚕が繭を作る途中で死んだもの。また、その繭。
しゃ‐けん【煮繭】
繰糸の際の繭糸のほぐれをよくするために、あらかじめ繭を湯などで煮ておく処理。
しん‐まゆ【新繭】
その年にとれた繭。《季 夏》
じょう‐けん【上繭】
製糸原料として合格したまゆ。普通繭ともいい、不合格のものは選除繭という。