け‐し【芥子/罌粟】
1 ケシ科の越年草。高さ約1.5メートル。葉は白みを帯び、縁にぎざぎざがあり、基部は茎を包む。初夏、下を向いていたつぼみが上向き、大形の紅・紫・白色や絞りの4弁花を開く。種子は小さくて黒色、料理...
けし‐あえ【芥子和え】
ケシの種子をいってすり砕き、調味したものであえた料理。
けし‐あざみ【芥子薊】
ノゲシの別名。
けし‐あぶら【芥子油】
ケシの種子からとった微黄色の芳香油。食用や絵の具・石鹸(せっけん)の材料。けしゆ。
けし‐ゆ【芥子油】
⇒けしあぶら(芥子油)
けし‐がね【芥子金】
江戸時代、二朱または一朱の小粒の貨幣の俗称。芥子銀。
けし‐がら【芥子殻】
1 ケシの実の外側の皮。 2 武具の指物の一。ケシの実に葉を添えた形の作り物を竿(さお)の先に取り付けたもの。
けし‐ぐくり【芥子括り】
1 袖口を細く縫うこと。江戸時代、侠客などの間で粋な仕立てとされた。 2 袋物や巾着(きんちゃく)などの周囲につける、ひらひらしたへり。 3 歌舞伎の衣装で、袖・襟・裾などに縫い添えた5色のひら...
けし‐ず【芥子酢】
ケシの種子を焙(ほう)じてすりつぶし、三杯酢などをまぜて作った加減酢。
けし‐だま【芥子玉】
芥子粒のような細かい玉を散らした模様。浴衣や手ぬぐいなどの染め模様にする。けしあられ。