はらい【波羅夷】
《(梵)pārājikaの音写。極悪・重禁・断頭と訳す》仏語。戒律のうちで最も罪の重いもの。ふつう婬戒・盗戒・殺人戒・大妄語戒の四つをさす。犯した比丘・比丘尼は教団から追放される。
はらい‐きよ・める【祓い清める】
[動マ下一][文]はらひきよ・む[マ下二]神事の前などにおはらいをして身を清める。罪・けがれ・災いなどをとり去る。「身を—・める」「神棚を—・める」
はら・う【祓う】
《「払う」と同語源》 [動ワ五(ハ四)]神に祈って、罪やけがれ・災いなどを除き去る。「心身を清めてけがれを—・う」 [可能]はらえる [動ハ下二]に同じ。「御厨子所(みづしどころ)のおもだ...
はらえ【祓】
1 神に祈ってけがれを清め、災厄を取り除くこと。また、そのための神事。はらい。 2 罪をあがなうために出す物。
はらえ‐つ‐もの【祓つ物】
祓のとき、けがれや罪をはらうために供えるもの。罪過のつぐないに出すもの。「国造等(くにのみやつこたち)、各—奴婢一口(やっこひとり)を出して解除(はらへ)す」〈天武紀・下〉
ハリウッド‐テン【Hollywood Ten】
米国で、赤狩りにより投獄された10人の映画関係者のこと。1947年のHUACの聴聞会に召喚され、証言を拒否したことが議会侮辱罪にあたるとされた。脚本家のトランボ、監督のドミトリクなど。
はり‐の‐やま【針の山】
地獄にあるという、針の植えてある山。罪人を追い込んで苦しめる所。転じて、苦痛に責めさいなまれる場所のたとえ。
はるか・す【晴るかす/霽るかす】
[動サ四]晴らす。はればれとさせる。「愛執の罪を—・し聞こえ給ひて」〈源・夢浮橋〉
はれ‐て【晴れて】
[副]世間に正式に認められて、もうだれにも遠慮する必要のないさま。公然と。「—夫婦になる」「—無罪となる」
は・れる【晴れる/霽れる】
[動ラ下一][文]は・る[ラ下二] 1 ㋐雲や霧などが消えてなくなる。「青く—・れた秋空」「靄(もや)が—・れる」 ㋑雨や雪が降りやむ。「午後には雨が—・れる」 2 心のわだかまり・悩みなどがな...