おき‐ばり【置(き)針】
川魚の漁法の一。前の晩、針に餌をつけて川に入れておき、翌朝かかった魚を引き上げる。ウナギやナマズに用いる。
おき‐びき【置(き)引き】
[名](スル)置いてある他人の荷物を持ち逃げすること。また、その者。「駅の待合室で—される」
おき‐びしゃく【置き柄杓】
茶の湯の風炉点前で、湯をくみ出したあとの柄杓の置き方の一。柄の上から親指、下からその他の指をそろえて持って置く。
おき‐ピン【置(き)ピン】
《ピンは「ピント」の略》カメラの撮影技法の一。ピントを合わせることが困難な動きの速い被写体に対し、前もって、ある位置にピントを固定しておき、被写体がその位置に来たらシャッターを押すもの。
おき‐ふるし【置き旧し】
《「おきぶるし」とも》置きふるすこと。また、そのもの。〈日葡〉
おき‐ふる・す【置き旧す】
[動サ変]使わないでおいて、古くする。打ち捨てておいて、長い時間がたつ。「おしてる難波菅笠—・し後は誰(た)が着む笠ならなくに」〈万・二八一九〉
おき‐ぶたい【置(き)舞台】
1 ⇒所作(しょさ)舞台 2 ⇒敷(しき)舞台1
おき‐ぶみ【置(き)文】
1 置き手紙。 2 子孫への書き置き。遺書。 3 古文書で、守り行うべき規則などを書いた文書。
おき‐べん【置(き)勉】
[名](スル)俗に、児童や生徒が、教科書などの持ち帰るべき勉強用具を学校に置いておくこと。
おき‐まどわ・す【置き惑はす】
[動サ四] 1 他と見分けがつきにくいように置く。「心あてに折らばや折らむ初霜の—・せる白菊の花」〈古今・秋下〉 2 どこかに置き忘れて、見失う。「かぎを—・しはべりて、いと不便(ふびん)なるわ...