ラシャ【(ポルトガル)raxa】
紡毛を密に織って起毛させた、厚地の毛織物。室町末期ごろに輸入され、陣羽織・火事羽織、のち軍服・コート地などに使われた。
ラシャかき‐ぐさ【ラシャ掻草】
スイカズラ科の二年草。高さ約1.5メートル、茎にとげがある。葉は線形。夏、淡紫色の頭状花を穂状につけ、総苞(そうほう)は先が鉤(かぎ)状。乾燥した穂は硬く、織物の起毛に利用する。ヨーロッパの原産...
ラシャ‐がみ【ラシャ紙】
ラシャに似た感じの厚手の紙。もとはラシャや毛糸のくずをまぜて漉(す)いたが、現在は晒(さら)した化学パルプを原料とする。壁紙や本の装丁などに使用。
ラシャきり‐ばさみ【ラシャ切り鋏/羅紗切り鋏】
「裁ちばさみ」に同じ。
ラシャ‐ばさみ【ラシャ鋏/羅紗鋏】
「裁ちばさみ」に同じ。
ラシャ‐めん【ラシャ綿】
《「綿」は「綿羊」の略》 1 ヒツジの別名。 2 西洋人の妾(めかけ)となった日本女性を卑しめていった語。洋妾(ようしょう)。外妾。