せいし‐にゅう【西施乳】
《美味なことを西施の乳にたとえたもの》フグの別名。
せた‐しじみ【瀬田蜆】
シジミの一種。大津市瀬田など琵琶湖とその下流水系に分布。4月ごろが美味。《季 春》
たかべ【鰖】
スズキ目タカベ科の海水魚。全長約20センチ、背部は青緑色で黄色の縦帯がある。本州中部以南の太平洋岸に分布。プランクトンをえさとし岩礁地帯に多い。美味。《季 夏》
たまり‐じょうゆ【溜まり醤油】
醤油の一。大豆を使ったもろみの中に漉(こ)しかごを入れ、その中にたまってくる液をくみ取るもの。濃厚で美味であるが、芳香は乏しい。
たら‐こ【鱈子】
タラの卵巣。特に、スケトウダラの卵巣を塩漬けにしたもの。秋から冬にかけて最も美味とされる。《季 冬》
たらば‐がに【鱈場蟹/多羅波蟹】
タラバガニ科の甲殻類。体形はカニに似るが、ヤドカリの仲間。甲幅約25センチ、脚を広げると1メートル以上になる。暗紫色で多くのとげがある。北海道以北に分布、タラの漁場に多い。肉は美味。《季 冬》
ち‐だい【血鯛】
タイ科の海水魚。全長約35センチ。体形・体色ともマダイによく似るが、頭部の傾斜が急で、尾びれ末端が黒くなく、えらぶた後縁が濃赤色。秋に産卵する。北海道南部から南に分布。美味。はなだい。
テイスティー【tasty】
[形動]《「テースティ」とも》 1 (食物が)美味であるさま。風味のあるさま。「—な食事を楽しむ」 2 (人や作品が)上品なさま。魅力的なさま。「—な時間を過ごす」
天(てん)の濃漿(こんず)
天から授かった美味な飲み物。甘露。ふつう、酒のことをいう。天のこんずい。「—とも言ふべきほどの酒をいだし」〈黄・栄花夢〉
でこ‐ポン
柑橘類の一。果皮は黄橙色、果肉は橙色で、頭部が凸(でこ)状に盛り上がっている。甘味と酸味があり美味。昭和47年(1972)長崎県で、清見とポンカンをかけ合わせてつくられた不知火(しらぬい)という...