い・し【美し】
[形シク] 1 よい。すばらしい。見事である。「鞠は—・しいものかな」〈弁内侍日記〉 2 巧みである。じょうずだ。「歌の音(こゑ)のよさよ、—・しう—・しうとほめられたり」〈盛衰記・一七〉 3 ...
いしく‐も【美しくも】
[連語]《形容詞「い(美)し」の連用形+係助詞「も」》 1 見事に。殊勝にも。「—宣(のたま)ひたり」〈太平記・九〉 2 よくもまあ。ひどくも。「—一茶は我をたばかりけるかな」〈父の終焉日記〉
いつく・し【厳し/美し/慈し】
[形シク]《「稜威(いつ)奇(く)し」の意という》 1 神や天皇または貴人の威力が強く激しいさま。いかめしくおごそかである。「そらみつ大和の国は皇神(すめがみ)の—・しき国」〈万・八九四〉 2 ...
うつくし・い【美しい/愛しい】
[形][文]うつく・し[シク] 1 色・形・音などの調和がとれていて快く感じられるさま。人の心や態度の好ましく理想的であるさまにもいう。 ㋐きれいだ。あでやかだ。うるわしい。「若く—・い女性」「...
うつくしいおんな【美しい女】
椎名麟三の小説。昭和30年(1955)、「中央公論」誌に連載後、刊行。自身の鉄道会社勤務時代の経験に基づく長編。
うつくしいむら【美しい村】
堀辰雄の小説。昭和8年(1933)から昭和9年(1934)にかけて新聞や雑誌に発表した作品をとりまとめ、昭和9年(1934)に刊行。軽井沢の自然を背景に、精神の危機から脱出していく小説家「私」の...
うつくし‐が‐はら【美ヶ原】
長野県松本市の東方にある溶岩台地の高原。標高約2000メートル。レンゲツツジをはじめ植物の種類に富む。四周の眺望にすぐれた観光地。
うつくしきエレン【美しきエレン】
《原題、(ドイツ)Schön Ellen》ブルッフの合唱曲。1867年作曲。ソプラノ、バリトン独唱および混声合唱。歌詞はE=ガイベル。日本語では乙骨三郎の訳詞によって歌われる。
うつくしきおんなにわし【美しき女庭師】
《原題、(イタリア)Bella giardiniera》ラファエロの絵画。板に油彩。縦122センチ、横80センチ。牧歌的な風景を背景に、聖母マリアと幼児イエス、洗礼者ヨハネが三角形の構図で描かれ...
うつくしきガラテア【美しきガラテア】
《原題、(ドイツ)Die schöne Galathée》スッペのオペレッタ。全1幕。1865年作曲。彫刻家ピグマリオンが美しいガラテアの石像をつくり、美の神にガラテアを人間にして欲しいと頼んだ...