すいちょう‐こうけい【翠帳紅閨】
翠帳を垂れ、紅色に飾った寝室。貴婦人のねや。「—に、枕が三つ」〈鏡花・日本橋〉
すい‐び【翠微】
1 薄緑色にみえる山のようす。また、遠方に青くかすむ山。「目睫の間に迫る雨後の山の—を眺めていた」〈秋声・縮図〉 2 山の中腹。八合目あたりのところ。「麓に細き流れを渡りて、—に登る事三曲二百歩...
すい‐び【翠眉】
1 みどり色のつややかなまゆ。美人のまゆ。 2 柳の葉の細く青々としていること。また、山が遠く青くかすんで見えること。
すい‐らん【翠嵐】
青々とした山のたたずまい。「箱根の—にさ迷うて」〈谷崎・異端者の悲しみ〉
すい‐らん【翠巒】
緑色に連なる山々。「淡路島の—が鏡にうつした景色の様に」〈百閒・百鬼園随筆〉
すい‐りゅう【翠柳】
葉の青々と茂った柳。
すい‐りょく【翠緑】
みどりいろ。樹木・石などの色にいう。
すいりょく‐ぎょく【翠緑玉】
エメラルドのこと。
すい‐れい【翠嶺】
青々とした峰。翠峰。
すい‐れん【翠簾】
緑色のすだれ。青すだれ。