うさぎ‐みみ【兎耳】
1 耳の長いこと。また、その耳。 2 人の隠し事を巧みに聞き出すこと。また、その人。地獄耳。 3 ⇒うさ耳
うさ‐みみ【うさ耳】
《「うさ」は兎の略》兎の耳。また、カチューシャなどに付いた、兎の耳を模した飾り。「—を付けたバニーガール」
後(うし)ろの目(め)壁(かべ)に耳(みみ)
自分が気づかない間に他人は見たり聞いたりしていて、隠し事や悪事は世間に知れやすいことのたとえ。
えんもく‐とじ【鳶目兎耳】
よく見える目と、よく聞こえる耳。それを備えたジャーナリストなどをいう語。飛耳長目(ひじちょうもく)。
おい‐の‐ひがみみ【老いの僻耳】
年をとって耳が遠くなり、聞き誤りが多くなること。また、ひがんで悪く解釈すること。
おなもみ【葈耳/巻耳】
キク科の一年草。道端などに生え、高さ約1メートル。葉は浅く3〜5裂し、互生する。夏から秋、枝先に雄花を、下部に雌花をつける。実は楕円形で鉤(かぎ)状のとげがあり、他にくっつく。果実は漢方で蒼耳子...
かご‐みみ【籠耳】
《籠に入れた水が編み目から漏れるところから》聞いてもすぐ忘れてしまうこと。「身は聞き下手のしかも—」〈徳和歌後万載集・一一〉
かた‐みみ【片耳/傍耳】
1 片方の耳。 2 ちらっと耳にすること。聞くともなしに聞くこと。「—に聞きてうち笑む女ばらのあるを」〈源・椎本〉
がい‐じ【外耳】
聴覚器のうち、鼓膜より外側の部分。耳介(じかい)と外耳道からなり、音を中耳・内耳に伝える。
きき‐みみ【聞(き)耳/聴(き)耳】
1 よく聞こうとすること。また、そうしているときの耳。「嫉妬(ねたみ)深き近所の誰彼目を側(そば)め、—清(すま)して」〈紅葉・二人女房〉 2 耳で聞いた感じ。「同じ事なれども—異なるもの、法師...