きいたか‐ぼうず【聞いたか坊主】
歌舞伎で、幕あきに「聞いたか聞いたか」「聞いたぞ聞いたぞ」と言い合いながら坊主姿で登場して、その狂言の筋などを知らせる役。「道成寺」「鳴神」などに出る。
きいた‐ふう【利いた風】
[名・形動] 1 いかにも物知りぶったなまいきな態度を見せること。また、そのさま。知ったかぶり。「—な口をきくな」 2 気の利いていること。また、そのさま。「—な名をつけて高慢な顔したと聞いたが...
聞(き)いて呆(あき)・れる
言ったことが実情とは大違いで、聞いていてばからしくなる。「清廉潔白が—・れる」
聞(き)いて極楽(ごくらく)見(み)て地獄(じごく)
話に聞くのと実際に見るのとでは非常に違っていることのたとえ。
聞(き)いて千金(せんきん)見(み)て一文(いちもん)
「聞いて極楽見て地獄」に同じ。
きか‐ざる【聞か猿】
三猿(さんえん)の一。聞くまいとして両手で耳を覆っている猿の像。
きか・す【聞かす】
[動サ五(四)]「聞かせる」に同じ。「おもしろい話を—・そう」 [動サ下二]「き(聞)かせる」の文語形。
きか◦す【聞かす】
[連語]《「す」は尊敬の助動詞》お聞きになる。きこす。「高志(こし)の国に賢(さか)し女(め)を有りと—◦して」〈記・上・歌謡〉
きか・せる【聞かせる】
[動サ下一][文]きか・す[サ下二] 1 聞くようにさせる。「とんだ長話を—・せてしまった」 2 言葉で言ってわからせる。「よく言って—・せる」 3 話や歌などがじょうずで、思わず聞き入らせる。...
きかぬ‐き【利かぬ気/聞かぬ気】
[名・形動]「利かん気」に同じ。「剛情な—の腕白小僧」〈漱石・門〉