しょう【聳】
[音]ショウ(漢) [訓]そびえる そばだつ そびやかす 1 そびえ立つ。そばだつ。「聳峙(しょうじ)・聳立」 2 おそれて立ちすくむ。おそれる。「聳動」
しょう‐じ【聳峙】
[名](スル)山などが高くそびえたつこと。「—する峻峰」
しょう‐ぜん【聳然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 高くそびえるさま。「霊峰—として立つ」 2 恐れつつしむさま。「—として傾聴する」
しょう‐どう【聳動】
[名](スル)驚かし動揺させること。また、恐れ動揺すること。「世間の耳目を—させた疑獄事件に連坐して」〈荷風・つゆのあとさき〉
しょう‐ばつ【聳抜】
[名](スル)高くそびえ立つこと。聳秀(しょうしゅう)。「—する鋭峰」
しょう‐りつ【聳立】
[名](スル)まわりの物よりもひときわ高くそびえ立つこと。「—する雄峰」
そば‐だ・つ【峙つ/聳つ】
[動タ五(四)]《「稜(そば)立つ」の意。古くは「そばたつ」とも》 1 山などがかどばって高く立つ。そびえる。「峻(けわ)しい岩山が壁のように—・っている」〈宙外・独行〉 2 かどが立つ。「詞...
そびえ‐た・つ【聳え立つ】
[動タ五(四)]山などがとりわけ高く立つ。「雪野の果てに—・つ雷電峠を」〈有島・生れ出づる悩み〉
そび・える【聳える】
[動ア下一][文]そび・ゆ[ヤ下二] 1 山などが非常に高く立つ。そそりたつ。「雲に—・える霊峰」「高層住宅が—・える団地」 2 ほっそりしている。すらりとしている。「人ざまいとあてに—・えて、...
そびき‐もの【聳き物】
連歌・俳諧で、天象のうち、雲・霞(かすみ)・霧・煙などをいう語。連歌では3句隔てるものとする。