どうま‐ごえ【胴間声】
調子はずれの濁った太い声。胴声。「人の顔をのぞくものや、—に歌うものや」〈藤村・千曲川のスケッチ〉
どう‐まる【胴丸/筒丸】
中世の鎧(よろい)の一。胴を丸く囲み、着用の際の引合(ひきあわせ)を右側に設けた歩卒用の簡便な鎧。活動に適すように草摺(くさずり)を8枚に分け、本来は袖や兜(かぶと)は具備されない。その機能と構...
どう‐まわり【胴回り/胴囲り】
胴のまわり。また、その長さ。ウエスト。
どう‐もと【胴元/筒元】
1 さいころばくちの親。また、ばくちの場所を貸して、寺銭をとる者。胴親。 2 物事のしめくくりをする人。元締め。
ど‐こ【土鼓】
中国、周代の打楽器。土製の太鼓形の胴の両面に革を張った鼓。草を束ねた桴(ばち)で打つ。
ど‐つき【土突き】
「胴突(どうづ)き1」に同じ。
ど‐びん【土瓶】
茶を入れたり、湯をわかしたりするのに用いる陶製の器。胴に注ぎ口がつき、肩の両側の耳につるをかけたもの。
ドムラ【(ロシア)domra】
ロシアの民俗楽器の一。リュート属の撥弦楽器で、長い柄のある半球形の胴に、3本の金属弦を張る。バラライカの原型とされる。
ど‐わすれ【度忘れ】
[名](スル)よく知っているはずの物事をふと忘れてしまって、どうしても思いだせないこと。胴忘れ。「知人の名前を—する」
どん‐がめ【団亀】
《「どうがめ(胴亀)」の音変化》 1 スッポンの別名。「池の—ならばくんくるべいとの」〈伎・名歌徳〉 2 丁銀(ちょうぎん)のこと。「—三つで一貫五百目請取るからは」〈浄・歌祭文〉