ふくら‐すずめ【膨ら雀/脹ら雀/福良雀】
1 まるまると太った雀。また、寒さに全身の羽毛をふくらませている雀。《季 冬》 2 紋所・文様の名。羽をのばした1の姿を図案化したもの。 3 女性の髪の結い方の一。2の形に似せて中央を締め、左右...
ふくら・せる【膨らせる/脹らせる】
[動サ下一][文]ふくら・す[サ下二]「ふくらます」に同じ。「たらふくの御馳走に腹を—・せて」〈中勘助・鳥の物語〉
ふくら‐に【脹ら煮】
アワビを水と酒でふっくらと煮て、みりん・醤油でつやよく仕上げたもの。古くはナマコ・イカなども用いた。膨ら煎(い)り。
ふくら‐はぎ【膨ら脛/脹ら脛】
脛(すね)の後面の、ふくらんだ部分。こむら。こぶら。小腿(しょうたい)。
ふくらま・す【膨らます/脹らます】
[動サ五(四)]ふくらむようにする。ふくらす。ふくらせる。ふくらめる。「風船を—・す」「小鼻を—・す」
ふくらみ【膨らみ/脹らみ】
ふくらんでいること。また、その箇所やその程度。「胸の—」
ふくら・む【膨らむ/脹らむ】
[動マ五(四)] 1 物が、内からの力で丸みをもって大きくなる。ふくれる。「木の芽が—・む」「かばんが—・む」 2 考えや希望が広がって大きくなる。「計画が—・む」「夢が—・む」 [動マ下二...
ふくら・める【膨らめる/脹らめる】
[動マ下一][文]ふくら・む[マ下二]「ふくらます」に同じ。「頰(ほお)を—・める」
ふく・る【膨る/脹る】
[動ラ下二]「ふくれる」の文語形。
ふくれ【膨れ/脹れ】
1 ふくれること。また、ふくれたところや、もの。「水—」「火—」 2 狂言面の一。ほおが特にふくれていて、一般に醜女を表すのに用いられる。