くされ【腐れ】
[名] 1 腐ること。また、腐ったもの。「—が出る」 2 気持ちがめいること。「気の—」 3 月経。「藪入りは—を抜いて願ふなり」〈柳多留・四〉 [感]《もしこれが偽りなら口が腐ってもよいの...
くされ‐あい【腐れ合い】
男女が、不倫な関係を結ぶこと。
くされ‐あ・う【腐れ合う】
[動ワ五(ハ四)]男女が不倫な関係を結ぶ。くさりあう。「長い間—・った二人の仲は」〈秋声・爛〉
くされ‐いち【腐れ市】
1 廃物・がらくたなどを売買する市。 2 ⇒べったら市(いち)
くされ‐えん【腐れ縁】
離れようとしても離れられない関係。好ましくない関係を批判的・自嘲的にいう。くさりえん。
くされ‐がね【腐れ金】
1 取るに足りない、ほんの少しの金銭。はした金(がね)。目腐れ金。 2 不正な手段で得た金。悪銭(あくせん)。
くされ‐ずし【腐れ鮨】
塩漬けした魚と飯を合わせて重石(おもし)をし、発酵させたもの。琵琶湖の鮒鮨(ふなずし)、和歌山県のサバを用いた下鮨(しもずし)など。
くされたまご【くされ玉子】
嵯峨の屋お室の短編小説。明治22年(1889)、文芸誌「都の花」に発表。明治24年(1891)刊行の作品集「新編千草」に収録。
くされ‐みず【腐れ水】
腐った水。また、汚水。
くさ・れる【腐れる】
[動ラ下一][文]くさ・る[ラ下二]腐敗する。腐る。「家々の前の狭い浅い溝には、—・れた水がチョロチョロと流れて」〈啄木・鳥影〉 [補説]中世ごろに、四段活用から派生し、現在では、「ふてくされる...