こし‐ぬけ【腰抜け】
1 腰の力が抜けて立てなくなること。また、その人。 2 意気地がなく、臆病なこと。また、その人。「もうあきらめるなんて。—め」「—侍」
こしぬけ‐やく【腰抜け役】
臆病で無能な者でも勤まる、つまらない役目。また、暇な老人向きの役。「—の御留主、思ひもよらず」〈浄・栬狩剣本地〉
こし‐の‐く【腰の句】
和歌の第3句。上(かみ)の句の終わりの5文字。
こし‐の‐もの【腰の物】
1 腰にさす大小の刀。 2 「腰物(こしもの)」に同じ。「人の身持ちは…—のこしらへ、手足にて、あらまし見ゆることぞ」〈浮・一代男・五〉
こし‐ばき【腰穿き】
[名](スル)ズボンなどのウエストラインを、腰骨のあたりまで下げてはくこと。1990年代にヒップホップのファッションから広まったとされる。腰パン。
こし‐ばせ【腰ばせ】
腰のかっこう。腰つき。「蕣染(あさがほぞ)めの大振袖、ぬき鮫(ざめ)の大小、この取りまはしの小細(ささやか)なる—」〈浮・男色大鑑・三〉
こし‐ばめ【腰羽目】
壁の下部に張った羽目板。
こし‐ばり【腰張り】
壁・ふすま・障子などの下部に紙や布をはること。また、その紙や布。
こし‐パン【腰パン】
《「パン」は「パンツ(ズボン)」の略》「腰穿き」に同じ。また、そのようにしてはいたパンツ。
こし‐ひも【腰紐】
女性が和服を着るとき、形を整え、着くずれないように腰に締める下締めのひも。