こし‐くだけ【腰砕け】
1 相撲で、相手が技を掛けていないのに、自分からバランスを失い、腰をつき、手を後ろにつくこと。 2 物事が中途でだめになり、あとが続かなくなること。「計画が—に終わる」
こし‐ぐるま【腰車】
1 柔道の技の一。相手のからだを自分の腰にのせて浮かせ、投げ倒す技。 2 刀などで、腰を輪切りにすること。腰を横から水平に切ること。「躍りかかりて—に斬りけるが」〈読・稲妻表紙・五〉 3 (「輿...
こし‐ぐるわ【腰郭】
築城に際して、本丸と二の丸との間に高低があるとき、本丸の腰部に通路用の囲いを設けたもの。
こし‐ぐろ【腰黒】
腰の部分に網代(あじろ)を張らず、黒く塗った駕籠(かご)。
こし‐け【腰気/帯下】
「下(お)り物」に同じ。
こし‐こばた【腰小旗】
昔、戦陣で武士が腰にさして目印とした小旗。腰ざし。
こしごえ【腰越】
神奈川県鎌倉市南西端の地名。源義経(みなもとのよしつね)が腰越状を書いた地。鎌倉時代には、鎌倉の外の宿駅。
こしごえ‐じょう【腰越状】
文治元年(1185)平家討滅後、源義経が兄頼朝の命に反したという理由で鎌倉に入ることを許されず、無実を訴えて腰越から大江広元あてに、頼朝へのとりなしを依頼して出したという書状。
こし‐ごろも【腰衣】
僧尼が腰につけた短い黒色の衣。ひだがあり、袴に似る。裙(くん)。
こし‐さげ【腰下げ/腰提げ】
印籠(いんろう)・タバコ入れ・巾着(きんちゃく)などのように、腰にさげて携帯するもの。