アバトーン【至高聖所】
松村栄子の短編小説。とある学園都市を舞台に、寮でルームメイトになった二人の女子大学生のキャンパスライフを描く。平成3年(1991)、雑誌「海燕」に掲載。第106回芥川賞受賞。
いたっ‐て【至って】
[副]《「いたりて」の音変化》程度のはなはだしいさま。きわめて。非常に。「—健康だ」「—陽気な性格」
いたら‐ぬ【至らぬ】
[連語]配慮が不十分で行き届かない。未熟である。「—点はお許し下さい」
いたり【至り】
1 ある物事が最高の状態に達していること。極み。「感激の—」「光栄の—」 2 ある物事の成り行きや結果。「若気の—」 3 心づかいやはからいが物事に及んでいる度合い。学問・思慮などの深さ。「いみ...
いたり‐せんさく【至り穿鑿】
《「いたりぜんさく」とも》 1 細部にわたって知りたがること。「ああ貴君(あなた)も—なさります」〈一葉・にごりえ〉 2 粋(いき)の限りを尽くすこと。ぜいたくを極めること。「この如く人知らぬ物...
いたり‐ぢゃや【至り茶屋】
高級な、しゃれた茶屋。「南江の—に遊んで」〈浮・置土産・五〉
いたり‐て【至りて】
[副]程度のはなはだしいさま。非常に。いたって。「—愚かなる人は、たまたま賢なる人を見てこれを憎む」〈徒然・八五〉
至(いた)り深(ふか)・し
1 思慮が深い。心づかいが行き届いている。「—・き御心にて、もしかかる事もやと思すなりけり」〈源・野分〉 2 造詣(ぞうけい)が深い。「言の葉筆づかひなどは、人より殊になまめかしく、—・う見えた...
いたり‐りょうり【至り料理】
手がこんでいて、ぜいたくな料理。
いた・る【至る/到る】
[動ラ五(四)] 1 ある目的地・場所に行き着く。到達する。「峠を経て山頂に—・る」 2 ある時間・時点になる。「今に—・るも連絡がない」「交渉が深夜に—・る」 3 ある段階・状態になる。結果が...