一粲(いっさん)を博(はく)・す
お笑いぐさになる。自作の詩文などが人に読まれることを謙遜して言う言葉。「人々の—・する料にもと」〈鴎外訳・即興詩人〉
いつ‐ぶん【逸聞】
世間にあまり知られていない、興味ある話。
いつ‐わ【逸話】
その人についての、あまり知られていない興味深い話。エピソード。「—の多い人物」
居(い)ても立(た)っても居(い)られ◦ない
心がいらだったり興奮したりして、落ち着いていられない。「入学試験の結果がわかるまで—◦ない」
いで‐た・つ【出で立つ】
[動タ五(四)] 1 旅などに出発する。出て行く。「旅芸人たちが—・つらしい物音が聞こえて来た」〈康成・伊豆の踊子〉 2 衣装などを身にまとう。身支度をする。「道化役者、魔法つかいなどに—・ちた...
いなか‐しばい【田舎芝居】
1 田舎で催される素人の演劇。 2 地方の小都市や村などで、旅回りの役者が演じる芝居。江戸時代、江戸・大坂・京都の三都の役者が修業のために地方で興行した場合もいう。 3 設備が不完全で演技もへた...
い‐の‐しし【猪】
《「猪(い)の獣(しし)」の意で、「しし」は食肉用のけものをいう》偶蹄(ぐうてい)目イノシシ科の哺乳類。体長約1.4メートルで、首が短く、背面に黒褐色の剛毛がある。雄は犬歯が発達している。夜行性...
いのち‐がわり【命代はり】
命と引き替えにすること。また、それほど大切なもの。いのちがえ。「殿の御遊興妨げ召さるれば、斯の通り—のお仕置きぢゃ」〈伎・韓人漢文〉
イフラバ【Jihlava】
チェコ東部、モラバ地方の都市。チェコモラバ高地を流れるイフラバ川沿いに位置する。13、14世紀に銀鉱山で栄え、同国で最も早く鉱業が興り、貨幣鋳造所が置かれた。16世紀の大地震による閉山後は織物業...
いぶせ・い【鬱悒い】
[形][文]いぶせ・し[ク] 1 気分が晴れず、うっとうしい。気づまりである。「天井は—・きまで低し」〈鴎外訳・即興詩人〉 「ひさかたの雨の降る日をただ独り山辺にをれば—・かりけり」〈万・七六九...