じ‐かた【地方】
1 室町幕府の職名。京都内の土地・家屋に関することや訴訟などをつかさどった。 2 江戸時代、町方に対して、農村のこと。転じて、農村における民政一般をいう。「—役人」 3 海上から見て、陸地のこと...
じ‐きょうげん【地狂言】
1 舞踊本位の所作事に対して、せりふ本位の歌舞伎狂言。地芸。 2 素人の演じる狂言。 3 その土地の芝居。地方の芝居好きが農閑期の盆や祭礼などに演じるもの。村芝居。草芝居。地芝居。
じ‐びき【地弾き】
舞踊の伴奏の三味線を弾く人。
ジャコボ【Đakovo】
クロアチア北東部、スラボニア地方の町。同地方きっての宗教建築として知られるジャコボ大聖堂がある。毎夏、民俗舞踊のフェスティバルが開催される。
じゅうにだん【十二段】
「十二段草子(ぞうし)」の略。
浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。元禄3年(1690)大坂竹本座初演。「十二段草子」に、謡曲「鞍馬天狗」「張良」「熊坂」「隅田川」などを加えて脚色したもの...
じょ‐は‐きゅう【序破急】
1 雅楽で、楽曲を構成する三つの楽章。初部の「序」は緩徐で拍子に合わず、中間部の「破」は緩徐で拍子に合い、終部の「急」は急速で拍子に合う。 2 芸能における速度の3区分。「序」はゆっくり、「破」...
す【素】
[名] 1 装わないで生地(きじ)のままであること。また、他のものが加わらないでそのものだけであること。「化粧せず—のままで店に出る」 2 日本の音楽・舞踊・演劇などの演出用語。芝居用の音楽を...
すえひろがり【末広がり】
狂言。末広がりを買いにいかされた太郎冠者がだまされて傘を求めて帰り、怒った主人に囃子(はやし)物を聞かせて機嫌をとる。
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「稚美鳥末広(わかみどりすえひろがり)」。3世...
すおうおとし【素襖落】
(「素袍落」と書く)狂言。伊勢参宮の餞別に素襖をもらい、一杯機嫌で戻った太郎冠者は、主に見つからないように隠すが、はしゃぎすぎて落としてしまい、見つかってからかわれる。
歌舞伎舞踊。長唄・義...
す‐おどり【素踊(り)】
日本舞踊で、衣装・かつらなどをつけず、男子は袴(はかま)、女子は着流しの紋服姿で踊ること。また、その踊り。