えちご‐じし【越後獅子】
越後国西蒲原(にしかんばら)郡月潟(つきがた)村(現、新潟市)から出て諸国を回っていた一人立ちの獅子舞。獅子頭(ししがしら)をかぶった子供が、親方の笛・太鼓に合わせて曲芸をして、銭を請うた。江...
えんが‐の‐まい【垣下の舞】
垣下の座で演じられた舞踊。えがのまい。
えん‐げい【演芸】
公衆の前で演じられる落語・漫才・講談・浪曲・曲芸・奇術その他、庶民的な演劇・音楽・舞踊などの芸。「—会」
おうみ‐の‐おかね【近江のお兼】
鎌倉初期、近江国にいたという大力の遊女。「古今著聞集」などが伝える。
歌舞伎舞踊「晒女(さらしめ)」の通称。
おおつ‐え【大津絵】
1 江戸時代、大津の追分、三井寺の辺りで売られていた軽妙な筆致による民芸的な絵。 2 大津絵を題材にした舞踊。大津絵物。 3 「大津絵節」の略。
おお‐のり【大乗り】
1 調子が大いに出ること。「—に乗って歌いまくる」 2 (ふつう「大ノリ」と書く)謡曲のリズムの型の一。1音節に1拍をあてるもので、リズム感を強く出させる効果をもつ。舞踊的な場面や、動きを強調す...
おき‐うた【置(き)唄】
長唄の舞踊曲で、踊り手が登場する前に歌われる、序奏的な部分。おき。
おくに‐かぶき【阿国歌舞伎】
慶長年間(1596〜1615)に出雲大社の巫女(みこ)出身といわれる阿国が、京都で演じた一種の舞踊劇。念仏踊り系統の舞踊と滑稽(こっけい)な寸劇とからなる。歌舞伎の始めとされる。
おざしき‐ながうた【御座敷長唄】
歌舞伎や舞踊の伴奏用ではなく、演奏会用に作られた長唄。文化文政期(1804〜1830)に起こった。「吾妻八景(あずまはっけい)」「秋色種(あきのいろくさ)」など。
おそめ【お染】
歌舞伎舞踊。清元。本名題「道行浮塒鴎(みちゆきうきねのともどり)」。4世鶴屋南北作詞、初世清元斎兵衛作曲。文政8年(1825)江戸中村座初演。心中しようと隅田川の堤へ来かかったお染と久松に、猿回...