ふな‐ちん【船賃】
船に乗ったり、船を雇ったりするときに支払う料金。また、物を船で運ぶときの料金。
ふな‐つ【船津】
船が停泊する所。船着き場。「秋風に川波立ちぬしましくは八十(やそ)の—に御舟(みふね)留めよ」〈万・二〇四六〉
ふな‐つき【船着き】
「船着き場」に同じ。
ふなつき‐ば【船着き場】
船が着いてとまる所。船の発着する所。
ふな‐づみ【船積み】
[名](スル)船に貨物を積み込むこと。「輸出品を—する」
ふな‐づり【船釣(り)】
船に乗って行う釣り。ふねづり。
ふな‐て【船手】
1 船の通路。航路。「野も山も雪降りぬれば跡絶えて—に残る冬の通ひ路」〈隆信集〉 2 兵船の軍勢。水軍。「—の勢は、九鬼大隅守、島津陸奥守」〈太閤記・一三〉 3 「船手頭(ふなてがしら)」の略。
ふなて‐がしら【船手頭】
江戸幕府の職名。若年寄の支配に属し、幕府の用船の管理や、山陽道・西海道の海上巡視などにあたった。文久2年(1862)軍艦奉行の管轄下に入った。船奉行。船手衆。船頭(ふながしら)。
ふな‐で【船出】
[名](スル) 1 船が港を出ること。出航。出帆。でふね。「早朝に—する」 2 新しい生活などを始めること。「二人の晴れの—」
ふな‐とぎょ【船渡御】
神輿(みこし)を船に乗せて川や海を渡る神事。大阪天満宮のものが有名。