あさ‐びらき【朝開き】
朝、船が港を出ること。朝の船出。「世の中を何にたとへむ—漕(こ)ぎ去(い)にし船の跡なきごとく」〈万・三五一〉
あまがさき【尼崎】
兵庫県南東部の市。古くからの港で、源義経が船出した大物浦(だいもつのうら)跡がある。もと松平氏の城下町。海岸は工業地。人口45.4万(2010)。
うみ‐つ‐じ【海つ路】
《「つ」は「の」の意の格助詞》「うみじ」に同じ。「—の和(な)ぎなむ時も渡らなむかく立つ波に船出すべしや」〈万・一七八一〉
かい‐はん【解帆】
[名](スル)帆船で、巻いてあった帆をほどくこと。また、帆をあげて船出すること。開帆。
かい‐はん【開帆】
[名](スル)船の帆をあげ、船出すること。出帆。出航。「横浜港に向かって—する」
ぎ‐しゅう【艤舟】
船出の用意をすること。ふなよそい。
ぎ・する【艤する】
[動サ変][文]ぎ・す[サ変]船出の用意をする。艤装する。「渡場には老船頭が舟を—・して自分を待っている」〈花袋・野の花〉
くろふね‐ちゅうえもん【黒船忠右衛門】
歌舞伎・浄瑠璃で、享保(1716〜1736)ごろの大坂堂島の侠客(きょうかく)根津四郎右衛門を劇化した人物の名。「黒船出入湊(くろふねでいりのみなと)」などの多くの作品がある。
こう‐てん【荒天】
風雨の激しい、荒れた天気。悪天候。「—をついて船出する」
こしらえ【拵え】
1 物の出来あがったようす。出来ぐあい。つくり。「草庵風の—の離れ」 2 準備。用意。したく。「朝食の—」「船出の—」 3 手を加えて飾ること。 ㋐化粧したり衣服を整えたりすること。身じたく。「...