かい‐あん【艾安/乂安】
《「がいあん」とも》世の中がよく治まって穏やかなこと。「国家—」
がい‐ねん【艾年】
《髪が艾(よもぎ)のように色あせて白くなる年の意から》50歳のこと。艾老。
がい‐よう【艾葉】
ヨモギの葉。漢方で、止血・収斂(しゅうれん)薬などに用い、また、もぐさの原料とする。
も‐ぐさ【艾】
《燃え草の意》 1 ヨモギの葉を干し、臼でついて作る綿状のもの。灸(きゅう)を据える際に燃やす材料。焼き草。 2 ヨモギの別名。 3 「艾縞(もぐさじま)」の略。
もぐさ‐じま【艾縞】
茶色の縦糸に白い横糸を織り入れた木綿縞。
よもぎ【艾/蓬】
1 キク科ヨモギ属の多年草。山野に生え、高さ約1メートル。よく分枝し、特有の匂いがある。羽状に切れ込みのある葉が互生し、裏面に白い毛が密生。夏から秋、淡褐色の小花を多数つける。若葉を摘み、草餅(...
よもぎ‐あん【蓬餡】
白餡に、灰汁抜(あくぬ)きして撞いたヨモギの若葉を加えたもの。
よもぎ‐ぎく【艾菊】
キク科の多年草。高さ約70センチ。全体に強い臭気があり、葉は羽状に深く切れ込む。夏、黄色の花を多数つける。ヨーロッパ・シベリアに分布。タンジー。
よもぎ‐もち【蓬餅】
ヨモギの若葉を灰汁抜(あくぬ)きしてからつきこんで作った餅。草餅。《季 春》「掌中の珠とまろめて—/かな女」