いも【芋/薯/藷】
1 植物の根や地下茎が肥大して、でんぷんなどの養分を蓄えているものの総称。ヤマノイモ・サトイモ・サツマイモ・ジャガイモなど。《季 秋》「—の露連山影を正しうす/蛇笏」 2 (多く接頭語的に用いて...
いも‐あらい【芋洗い】
1 芋を洗うこと。芋を入れた桶に水を注ぎ、棒でかき回すなどして芋に付いた泥を落とすこと。 2 《1の桶の中のように》たいへん混雑していることのたとえ。
いも‐あん【芋餡】
サツマイモなどを蒸してすりつぶし、砂糖を加えて作った餡。
いも‐え【芋餌】
釣り餌の一。煮たサツマイモをさいの目に切ったり練って固めたりしたもの。コイ・フナなどに用いる。
いもかけ‐どうふ【芋掛(け)豆腐】
⇒山掛け豆腐
いもかわ‐うどん【芋川饂飩】
平打ちうどん。ひもかわうどん。東海道の宿場芋川(愛知県刈谷市)の名物だった。
いも‐がい【芋貝】
イモガイ科の巻き貝の総称。暖海の岩礁に多くみられ、貝殻は倒円錐形で厚く、サトイモに似る。殻表には種々の模様や色彩がある。毒腺のある矢状の歯で、魚やゴカイを刺して捕食する。タガヤサンミナシガイ・ア...
いも‐がしら【芋頭】
1 サトイモの塊茎。親芋。芋の頭(かみ)。人の頭(かしら)に立つ意を通わせ、また子が多いところから縁起物に用いる。《季 新年》 2 形が1に似ている、茶道具の茶入れや水指。
いも‐がま【芋釜/芋竈】
サツマイモを蓄えておくための穴蔵。
いも‐がゆ【芋粥】
1 さいの目に切ったサツマイモを入れて炊いた粥。《季 冬》 2 ヤマノイモを薄く切り、アマズラの汁で炊いた粥状のもの。昔、宮中の大饗(たいきょう)などに用いた。 [補説]書名別項。→芋粥