すすき【薄/芒】
1 イネ科の多年草。山野に群生し、高さ約1.5メートル。秋、茎の頂に十数本の枝を出し、黄褐色から紫褐色の大きい花穂をつける。これを俗に尾花といい、秋の七草の一。葉・茎を屋根をふくのに用いた。かや...
のぎ【芒】
1 稲や麦などイネ科植物で、花の外側の穎(えい)の先端にある針状の突起。分類上重要。 2 (「禾」とも書く)切り箔(はく)の一。金箔・銀箔を細く切ったもの。装飾経や絵巻の詞書(ことばがき)の下絵...
のぎ‐め【芒目/禾目】
陶器などの表面に現れる、芒(のぎ)のような細長い斑文。「—天目」
のぎ‐らん【芒蘭】
キンコウカ科の多年草。草原に生え、高さ30〜45センチ。葉は放射状に出て、広線形。夏、葉の間から花茎を伸ばし、頂に淡黄赤色の花を総状につける。きつねのお。
のげ【芒/野毛】
「のぎ」の音変化。
はしか【芒】
稲・麦などの芒(のぎ)。
はしか‐ぼり【芒彫(り)】
彫漆(ちょうしつ)の一。彫りの線が細く、先端がとがったもの。
ぼう【芒】
[音]ボウ(バウ)(漢) [訓]のぎ すすき 1 稲などの穀物の実の先端にある針状の突起。のぎ。「芒種」 2 物の細くとがった先端。「光芒」
ぼう‐しゅ【芒種】
二十四節気の一。太陽の黄経が75度の時。6月6日ごろ。稲・麦など芒(のぎ)をもつ穀物の種をまく時期とされていた。《季 夏》「伊賀山や—の雲の不啻(ただならず)/圭岳」
ぼう‐しょう【芒硝】
硫酸ナトリウムの一〇水和物のこと。化学式Na2SO4・10H2O または、硫酸マグネシウムの七水和物のこと。化学式MgSO4・7H2O 漢方で緩下・利尿薬などに用いる。