はな‐よてん【花四天】
歌舞伎で、はなやかな所作事や時代物に出る軍兵や捕り手。また、その衣装。白地に染め模様のある木綿の四天を着、赤い鉢巻きに襷(たすき)をして、多く花枝や花槍を持って出るところからの名。
はな‐よめ【花嫁】
結婚したばかりの女性。また、結婚式でこれから嫁となる女性。新婦。⇔花婿(はなむこ)。
はなよめ‐ご【花嫁御】
花嫁を敬ったり親しんだりしていう語。花嫁御寮。
はなよめ‐ごりょう【花嫁御寮】
「花嫁御」に同じ。
花(はな)より団子(だんご)
風流より実利のほうをとること。外観よりも実質を尊ぶことのたとえ。
はな‐ろうそく【花蝋燭】
花模様を描いて彩色したろうそく。絵ろうそく。
はな‐ろくしょう【花緑青】
緑色の顔料。酢酸銅と亜砒酸銅の複塩で、有毒。船底塗料などに使用。また、その色。
はな‐わ【花輪/花環】
生花や造花を輪に作ったもの。慶弔などの意を表すのに用いる。
はな‐わさび【花山葵】
葉わさびの、花のつぼみがついたもの。2月から3月頃にかけて賞味される。
はな‐わらび【花蕨】
ハナヤスリ科のシダの、ナツノハナワラビ・フユノハナワラビ・オオハナワラビなどの総称。栄養葉は羽状に細かく裂けていて、胞子葉は穂状に胞子嚢(ほうしのう)をつける。