うき‐ごけ【浮苔】
ウキゴケ科の苔類。湿地や水中に自生。多数密集し、葉状体は長さ1〜5センチ、幅1ミリほどの線形で、二またに分かれ、内部は気室が発達。
うしけ‐のり【牛毛海苔】
ウシケノリ科の紅藻。冬、海岸の岩や貝殻の上に密集してつく。毛状で、黒紫色または紫褐色で乾くと漆のようなつやがある。
うめのき‐ごけ【梅の樹苔】
ウメノキゴケ科の葉状の地衣類。松・梅などの老樹皮、岩石などの上に生え、表面は灰緑色または灰青色、裏面は暗褐色。大気汚染が進むと生育や分布が悪くなることから、環境保全の指標にされる。
うろこ‐ごけ【鱗苔】
ウロコゴケ科の苔(たい)類。腐木の上などに生え、長さ2〜5センチ。葉は茎の両側にうろこのように重なって並び、茎の腹側にも腹葉とよばれる小形の葉がある。
えいざん‐ごけ【叡山苔】
クラマゴケの別名。
えいらん‐たい【依蘭苔】
ウメノキゴケ科の地衣類。北半球の寒帯に多く、群生する。高さ5〜10センチ。暗褐色または淡褐色、表面は滑らかで光沢があり、縁に黒いとげ状の突起がある。生薬(しょうやく)として健胃剤に用いる。
えご‐のり【恵胡海苔】
イギス科の紅藻。日本海沿岸などに産し、主にホンダワラ類に着生する。紫紅色を帯び、太い糸状で末端は鉤(かぎ)状に曲がり絡み合う。寒天の材料、また食用。えご。おきうと。からくさいぎす。《季 夏》→お...
おきつ‐のり【興津海苔】
オキツノリ科の紅藻。本州・九州などの海岸の潮間帯に多くみられ、高さ約5センチ。やや硬くて扁平で、枝分かれして扇状に広がる。食用。きくのり。
おご‐のり【於胡海苔/海髪】
オゴノリ科の紅藻。波の静かな沿岸や潮だまりに多く、岩に着生。長さ20〜30センチのひも状で、多くの枝に分かれ、紫褐色であるが、ゆでると緑色になる。寒天の原料、また刺身のつまにする。なごや。うごの...
かさい‐のり【葛西海苔】
昔、葛西辺りの海でとれた海苔。