なえ‐じるし【苗印/苗標】
種まき後の苗代に立てる木の枝や竹。苗の成長の物差しというが、本来は田の神の依代(よりしろ)であった。苗尺・苗棒・苗忌竹(なえみだけ)・種(たな)ん棒・苗代男など、地方名称が多い。
なえとり‐うた【苗取り歌】
苗代で育てた苗を田植え用に抜き取るときに歌う民謡。
なえ‐どこ【苗床】
野菜・草花・樹木などの苗を育てるためにつくった場所。土をよく耕し、種子が発芽しやすい条件を整えた所。《季 春》「—の地虫を箆(へら)ではねにけり/虚子」
なえ‐はた【苗畑】
苗木を育てる畑。
なえ‐ぶね【苗舟】
田植えのとき、深田で苗を運ぶ小舟。田植え舟。
なえ‐ぼう【苗棒】
⇒苗印(なえじるし)
なえみ‐だけ【苗忌竹】
⇒苗印(なえじるし)
なか【那珂】
茨城県中北部にある市。水戸市の北にあり、中心は菅谷(すがや)。杉苗木やゴボウの栽培が盛ん。平成17年(2005)1月に那珂町、瓜連(うりづら)町が合併して成立。人口5.4万(2010)。
なま‐ワクチン【生ワクチン】
毒性の弱い、もしくは毒性を弱めた細菌・ウイルスを生きたまま使うワクチン。痘苗(とうびょう)・BCG・ポリオ生ワクチンなどがある。生菌(せいきん)ワクチン。弱毒(化)ワクチン。→不活化ワクチン
なるたき【鳴滝】
京都市右京区の地名。中央を流れる御室川を鳴滝川ともいう。もと砥石(といし)や苗木の産地。