く【苦】
1 心身につらく感じること。くるしみ。苦労。「—あれば楽あり」「生活—」 2 仏教における基本理念の一。煩悩(ぼんのう)や悪い行為などの報いとして受ける心身の苦しみ。→八苦(はっく)
く【苦】
[音]ク(呉) [訓]くるしい くるしむ くるしめる にがい にがる [学習漢字]3年 〈ク〉 1 味がにがい。「苦汁・苦味/甘苦」 2 精神的・肉体的につらい思いをする。くるしい。くるしみ。...
苦(く)あれば楽(らく)あり
苦しい事のあとには楽しい事がある。また、苦労は必ず報われて安楽となる。
く‐えき【苦役】
1 つらく苦しい労働。「—を課せられる」 2 懲役のこと。
くえきれっしゃ【苦役列車】
西村賢太の中編小説。日雇い労働者として働き、酒と風俗に溺れる若者の生活を描く。平成22年(2010)発表。同年、第144回芥川賞を受賞。平成24年(2012)映画化。
く‐か【苦果】
仏語。過去の悪業(あくごう)のむくいとして受ける苦しみ。
く‐かい【苦海】
《「くがい」とも》仏語。苦しみの絶えないこの世を海にたとえていう語。苦界(くがい)。
くかい‐がん【苦灰岩】
堆積岩の一。主に苦灰石からなる白色ないし暗灰色の岩石。セメント原料などに利用される。ドロマイト。ドロストーン。白雲岩(はくうんがん)。
くかいじょうど【苦海浄土】
石牟礼道子の長編小説。水俣病の実態を、被害者からの証言をもとに描いたもの。昭和35年(1960)「海と空のあいだに」として連載開始。昭和44年(1969)刊行。「神々の村」「天の魚」とともに水俣...
くかい‐せき【苦灰石】
カルシウムとマグネシウムの炭酸塩鉱物。白色、黄褐色、淡褐色などで半透明。六方晶系。ドロマイト。白雲石(はくうんせき)。