なんぶ‐がま【南部釜】
盛岡一帯で鋳造される茶の湯釜。延宝(1673〜1681)ごろに京都の釜師小泉仁左衛門清行が盛岡に移り、黒木山の鉄、北上川の砂鉄で鋳造を開始したとされる。
の‐がけ【野掛(け)/野駆け】
1 春秋ののどかな日に、野山に遊ぶこと。野遊び。野掛け遊び。 2 野天で行う茶の湯。野点(のだて)。
は【羽】
1 鳥・虫などのはね。「尾—打ち枯らす」「—うちわ」「空蝉の—にをく露の木隠れて忍び忍びに濡るる袖かな」〈源・空蝉〉 2 矢につける鳥のはね。方向を固定する役割をする。矢羽根。「鷹(たか)の—の...
はい‐さじ【灰匙】
茶の湯の炭手前で、灰をすくって炉の中にまいたり、風炉(ふろ)の灰をならしたりするのに用いる匙。多く金属製。灰杓子(はいじゃくし)。
はつ‐がま【初釜】
茶道で、新年に初めて炉に釜をかけ、茶事を行うこと。また、その釜。初茶の湯。《季 新年》「—のはやくも立つる音なりけり/敦」
はん‐とう【飯頭/半東】
1 「飯頭(はんじゅう)」に同じ。 2 茶の湯で、亭主を補助して茶事の手助けをする役。
ひ‐あい【火相】
火の元。また、茶の湯で、火のおこりぐあい。「内蔵—よく念を入れ」〈浮・織留・五〉
ひしゃく‐たて【柄杓立て】
茶の湯で、茶柄杓を立てておく具。しゃくたて。
ひら‐てまえ【平点前/平手前】
茶の湯で、濃茶・薄茶の基本的な点前。
ふく‐さ【袱紗/服紗/帛紗】
1 儀礼用の方形の絹布。絹・縮緬(ちりめん)などで一重または二重に作り、無地やめでたい柄・刺繍(ししゅう)を施したもの。進物の上に掛けたり、物を包んだりするのに用いる。掛け袱紗。包み袱紗。 2 ...