くさ‐き【草木】
草と木。そうもく。
くさき‐ぞめ【草木染(め)】
草や木の天然の色素を使って染めること。また、染めたもの。
草木(くさき)にも心(こころ)を置(お)く
草木のそよぎを聞いても恐れ心配する。些細(ささい)なことにも気を配る。
草木(くさき)も靡(なび)く
盛んな威勢に、すべてのものがなびき従うたとえ。
草木(くさき)も眠(ねむ)る
夜がすっかり更けて、すべてのものが寝静まることのたとえ。「—丑(うし)三つ時」
草木(くさき)も揺(ゆ)るが◦ず
「草も揺るがず」に同じ。「百八十年—◦ぬ明朝を」〈浄・国性爺〉
くさ‐ぼけ【草木瓜】
バラ科の落葉小低木。山野に生え、高さ約50センチ。枝には小さな突起があり、葉は倒卵形。春、葉より先に赤色の5弁花をつけ、果実は熟すと黄色くなる。しどみ。地梨(じなし)。《季 花=春 実=秋》「—...
そう‐もく【草木】
草と木。また、植物のこと。くさき。そうぼく。「山川(さんせん)—」
そうもくこくど‐しっかいじょうぶつ【草木国土悉皆成仏】
仏語。草木や国土のように心をもたないものでさえ、ことごとく仏性があるから、成仏するということ。
そうもく‐じょうぶつ【草木成仏】
仏語。心をもたない草木でも、仏性を具えていて成仏するということ。天台宗・真言宗で説く。