かん【菅】
[人名用漢字] [音]カン(クヮン)(漢) [訓]すげ すが 〈カン〉 1 イネ科の草の名。カルカヤ。「菅茅(かんぼう)」 2 菅原氏、特に菅原道真のこと。「菅家・菅公」 〈すげ〉カヤツリグ...
かん‐がい【菅蓋】
《「かんかい」とも》スゲで作って長柄(ながえ)につけ、背後からさしかける大きいかさ。大嘗祭(だいじょうさい)のとき、悠紀殿(ゆきでん)・主基殿(すきでん)へ行幸する天皇の頭上にさしかけるもの。す...
すげ‐がさ【菅蓋】
⇒かんがい(菅蓋)
かん‐け【菅家】
菅原氏の家系。また、特に菅原道真(すがわらのみちざね)のこと。
かんけいかい【菅家遺誡】
教訓書。2巻。著者未詳。室町時代の成立といわれる。公家で守るべきことを菅原道真に仮託して33条にまとめたもの。神事・田猟・武備・刑罰・冠婚葬祭などに分類。菅家遺訓。かんけゆいかい。
かんけこうしゅう【菅家後集】
平安中期の漢詩集。1巻。菅原道真著。延喜3年(903)までに成立。正式の書名は「西府新詩」。大宰府へ流されてから作った詩46編を収録。道真が死の直前に紀長谷雄(きのはせお)に贈ったもの。菅家後草。
かんけぶんそう【菅家文草】
平安中期の漢詩文集。12巻。菅原道真著。昌泰3年(900)成立。前半に詩468編、後半に賦・奏状・願文などを収める。
かんけまんようしゅう【菅家万葉集】
「新撰万葉集」の異称。
かん‐しゅうさい【菅秀才】
浄瑠璃「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」の登場人物。菅丞相(かんしょうじょう)(菅原道真)の一子。
かん‐しょうじょう【菅丞相】
菅原道真(すがわらのみちざね)の異称。