うづきのもみじ【卯月の紅葉】
浄瑠璃。世話物。三段。近松門左衛門作。宝永3年(1706)大坂竹本座初演。大坂心斎橋の古道具商笠屋の娘お亀と養子婿との心中事件を脚色したもの。続編に「卯月の潤色(いろあげ)」がある。
うま‐の‐みつば【馬の三つ葉】
セリ科の多年草。山野の樹下に生え、高さ30〜50センチ。葉は三〜五つに裂け、表面にしわがある。夏、白い小花を散形につける。実は球形で、粗い毛が多い。
うみ‐ひば【海檜葉】
花虫綱オオキンヤギ科の腔腸(こうちょう)動物。暖海の海底に産し、ヒノキの枝のような群体をつくり、高さは1メートルを超える。各枝上に4個ずつポリプが輪生する。日本では相模湾に多い。
うら‐ば【末葉】
草木の茎や枝の先のほうの葉。うれば。⇔本葉(もとは)。「池の辺の松の—に降る雪は五百重(いほへ)降り敷け明日さへも見む」〈万・一六五〇〉
うり‐ことば【売(り)言葉】
人を怒らせ、けんかをしかけるような言葉。⇔買い言葉。
売(う)り言葉(ことば)に買(か)い言葉(ことば)
相手の暴言に応じて、同じような調子で言い返すこと。
うわ‐ば【上葉】
草木の上部の葉。⇔下葉(したば)。
えいよう‐よう【栄養葉】
シダ類の葉で、胞子をつくる働きをもたず、光合成を盛んに行う葉。裸葉(らよう)。⇔胞子葉。
えき‐よう【奕葉】
《「奕」は重ねる、「葉」は世の意》世を重ねること。世々。代々。累世。奕世(えきせい)。
え‐ことば【絵詞】
1 絵巻物で、絵を説明するために書き添えた文章。絵巻物の詞書(ことばがき)。絵解き言葉。 2 詞書のついている絵巻物。