ビクトリアちょうのけつぶつでん【ビクトリア朝の傑物伝】
《原題Eminent Victorians》ストレーチーによる伝記。1918年刊。マニング僧正、ナイチンゲール、教育家アーノルド、ゴードン将軍といった、ビクトリア朝時代を代表する人物たちの実像を...
ビスワスしのいえ【ビスワス氏の家】
《A House for Mr Biswas》トリニダード出身のインド系英国人作家、ナイポールの長編小説。1961年発表の代表作。トリニダードのインド系移民社会を背景に、著者の父親がモデルとされ...
びだんのしゅっぱつ【美談の出発】
川村晃の短編小説。著者の自伝的作品。昭和37年(1962)発表。同年、第47回芥川賞受賞。
びょうしょうろくしゃく【病牀六尺】
正岡子規の随筆集。病床の著者が、自身の病状や時勢などについての所感を書いたもの。明治35年(1902)発表。
ビリー‐バッド【Billy Budd】
メルビルの中編小説。1891年に完成した遺作。著者没後の1924年に刊行された。
びんぼうものがたり【貧乏物語】
河上肇の著書。大正5年(1916)9〜12月「大阪朝日新聞」に連載。翌年刊。貧困の現状、原因、救済策を論じた3編からなる。後年、救済策が不徹底として、著者みずから絶版とした。
ファースト‐オーサー【first author】
⇒筆頭著者
ふうえいじゅうにがつ【諷詠十二月】
三好達治の詩歌論。12か月のそれぞれの月ごとに、古今の名歌や名句を著者が選び、解説したもの。昭和17年(1942)刊行。
ふうきょうよいん【風狂余韻】
安東次男による、松尾芭蕉の連句の評釈本。副題「芭蕉連句新釈」。平成2年(1990)刊。本作などの功績により、著者は第41回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
ふうど【風土】
福永武彦の長編小説。著者が大学を卒業した昭和16年(1941)に執筆を開始、約10年の執筆期間を経て昭和26年(1951)に完成。第2部をのぞいた省略版が昭和27年(1952)に刊行。その後、増...