あおい【葵】
1 ㋐アオイ科のフヨウ属・トロロアオイ属などに含まれる植物の総称。タチアオイ・モミジアオイ・トロロアオイ・ゼニアオイ・フユアオイなど。《季 夏》 ㋑アオイ科の双子葉植物の総称。温帯から熱帯に...
あおい【葵】
静岡市の区名。駿府公園(駿府城)周辺の官公庁街から、南アルプスの大井川源流部まで、同市の大半を占める。
いそ‐ぎんちゃく【磯巾着/菟葵】
花虫綱イソギンチャク目の腔腸(こうちょう)動物の総称。浅海の岩石などに付着。体は柔らかく円筒形で、上端中央に口があり、その周囲に触手が並ぶ。触手に刺胞があり、毒液を獲物に注入して捕らえる。不消化...
いた‐わさ【板山葵】
板付きかまぼこを切って、おろしわさびを添えたもの。
うみ‐ほおずき【海酸漿/竜葵】
海産の巻き貝の卵嚢(らんのう)。なぎなた状、軍配状など種々の形状があり、ホオズキと同じように口の中で鳴らして遊ぶ。特に、テングニシの団扇(うちわ)状のものをいう。《季 夏》「妹が口—の赤きかな/虚子」
おう‐しょっき【黄蜀葵】
トロロアオイの漢名。《季 夏》
かけあおい【懸葵】
俳誌。明治37年(1904)、中川四明の主宰により創刊。大谷句仏が編集を引き継ぐ。句仏没後の昭和19年(1944)まで発行され、終刊。
かも‐あおい【賀茂葵】
《京都、賀茂の祭に用いるところから》フタバアオイの別名。
から‐あおい【唐葵/蜀葵】
タチアオイの古名。「—、日の影に従ひて傾(かたぶ)くこそ」〈枕・六六〉
かん‐あおい【寒葵】
ウマノスズクサ科の多年草。山地の樹下に生える。茎はごく短く、葉は柄が長く、卵円形で基部は心臓形、表面に白斑がある。初冬、根際に、暗紫色の先が三つに裂けた萼(がく)のある花をつける。《季 冬》「軒...