きっ‐しく【蓄縮】
[形動ナリ]《「きくしゅく」の音変化》堅苦しくて融通がきかないさま。また、損得にこだわって出し惜しみをするさま。「竹にくくりし戸のあけたて、—ならぬ挨拶に」〈浄・鬼一法眼〉
たくわ・う【蓄ふ/貯ふ】
[動ハ四]「蓄える」に同じ。「みくしげに—・ひ置きて」〈万・四二二〇〉 [動ハ下二]「たくわえる」の文語形。
たくわえ【蓄え/貯え】
たくわえておくこと。また、たくわえたもの。「—が底をつく」
たくわ・える【蓄える/貯える】
[動ア下一][文]たくは・ふ[ハ下二] 1 金銭や品物などを、のちに役立てるために大切にためておく。「子供の学資を—・える」「食糧を—・える」 2 知識・力などを、必要に応じて発揮できるように身...
ちく【蓄】
[常用漢字] [音]チク(呉)(漢) [訓]たくわえる 1 多くのものを一所に集めておく。「蓄財・蓄積・蓄電池/蘊蓄(うんちく)・含蓄・貯蓄・備蓄」 2 扶養する。「蓄妾(ちくしょう)」
ちくあつ‐タンク【蓄圧タンク】
原子炉の緊急炉心冷却システム(ECCS)を構成する装置の一つ。核分裂を抑えるホウ酸水で満たされ、原子炉内の冷却水が漏出して水圧が低くなると、タンクから炉内に注水される。アキュムレーター。
ちくおん‐き【蓄音機/蓄音器】
円盤レコードの溝に針を接触させ、録音した音を再生する装置。回転台・ピックアップ・サウンドボックスからなる。1877年、エジソンが発明。再生は、はじめ針の振動を機械的に増幅して振動板に伝える方式で...
ちく‐ざい【蓄財】
[名](スル)財産や金銭を蓄えること。また、その財産や金銭。「せっせと働いて—する」
ちく‐しょう【蓄妾】
妾(めかけ)を囲っておくこと。「—と姦通は小説にあるよりは少いが」〈大岡・武蔵野夫人〉
ちく‐せき【蓄積】
[名](スル) 1 たくさんたくわえること。また、たまること。たくわえ。「知識を—する」「疲労が—する」 2 経済学で、資本家が剰余価値の一部を資本に転化して拡大再生産をはかること。